平成29年5月1日

国民の祝日について~その1

カレンダーを見ると、毎年4月末から5月初めにかけては、休日が多いことから、黄金週間(ゴールデンウィーク)などと呼ばれています。
世界の国々では、その国の伝統や文化、歴史に由来した日を祝日として定めており、日本の祝日も古来の伝統や歴史を伝える大切な日であります。
昭和23年に定められた「国民の祝日に関する法律」(平成26年改正)には「美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを『国民の祝日』と名づける」とあります。
週休2日制が定着しつつある今日、月曜日を休日にして三連休とし、経済効果を期待したり、余暇を過ごしてもらおうとする動きの影響で、本来の祝日の意義が薄れつつありますが、祝日の持つ意味や、メッセージについて、あらためて考えるとともに、祝祭日には国旗を掲げてみんなでお祝いしましょう。
4月29日 昭和の日:激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。
昭和の日昭和天皇のお誕生日は、平成元年に「みどりの日」として祝日となりましたが、その趣旨は昭和の時代を顧るにはほど遠いものでした。そのため、多くの国民の要望を受けて、平成17年にようやく「昭和の日」に改正され、平成19年からそれまでの「みどりの日」が「昭和の日」に変わりました。 昭和天皇とともにあった「昭和」という時代を改めて見つめ直して見ましょう。
5月3日 憲法記念日:日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。
憲法記念日占領下のもと、わずか1週間あまりでつくられた憲法は、国際法上も問題があり、日本が独立を回復してからも一度も改正されることなく現在に至っています。近年、現行憲法は現実の国際社会や国民生活にそぐわない点が多く指摘され、国会でも活発に議論がなされています。 あらためて、日本にふさわしい憲法について考えてみましょう。
5月4日 みどりの日:自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。
みどりの日昭和61年に「国民の休日」という名称で定められましたが、平成19年より、「みどりの日」として、その意義が明確になりました。日本の国土の約70%は山地に囲まれています。自然がもたらしてくれる恩恵に感謝しつつ、環境問題や自然保護、世界の緑化について考えてみましょう。
5月5日 こどもの日:こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
こどもの日「端午の節句」とも言われ、5月5日にヨモギなどの薬草や、菖蒲などで厄払いをしたことに由来します。武士の時代には「菖蒲」と「尚武」をかけて武を尊ぶ節目として祝うようになり、江戸時代には男の子の成長と立身出世を願う行事として定着しました。 「鯉のぼり」や「甲冑」を飾り、「柏餅」や「ちまき」をいただき、「菖蒲湯」を楽しむなどしてお祝いしましょう。

イラスト ©JINJAHONCHO
参考:神社本庁『日本の祝日と国旗国歌ハンドブック』


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