【石鎚(いしづち)】平成18年2月23日、三木市指定文化財。
室町時代のもの。
流紋岩質凝灰岩(りゅうもんがんしつぎょうばいがん)で製作されており、二個一対で(全長27.5cm)中央に柄を差し込む穴があいています。胴体の表面には、たがねで形を整えたあとが残り、一つの側面には、「文明二年庚寅」(1470)、もう一つの側面には、「新宮社」と刻んであり、たたき面には彩色の巴紋が描かれています。神社本殿の上棟祭の祭具として使用されたと考えられ、中世吉川の歴史を知る上で貴重な資料となっています。